ガンダム00は全話観た。勿論セカンドシーズンもだ。
映画も観た。映画館で。
私は、世界の変革の物語を目撃したわけだが。
この話は、映画を観たときのことだ。
私はそのときダイエット中であり、しかしコーラも好きだった。だからコカコーラZEROを愛飲していた。辛くて美味しいのである。飲んでから映画館に行った。オチが読めた方もいるだろう。その通りだと言っておく。
映画がはじまり、00独特の中二病をこじらせたような話(大好きです)がはじまり、ソレスタルビーイングは相変わらず戦っている。話は進み、外宇宙からやってきた金属生命体とドンパチが始まる。相手側は詰まるところ、何を考えているかわからないけどとにかく被害が出てるから的と認定して戦うわけである。闘いのさなかイノベイター(00におけるニュータイプのような人)のもつ脳量子波でもって金属生命と対話できるようになると、金属生命の事情もわかってきて、まあスクリーンではMSやら金属生命やらが右へ左へしていた。
私は、そのときそう。大方の予想通り、尿意を催しはじめ、徐々にその圧力は高まり、しかしながら00のめまぐるしい物語はノンストップであり、見逃せないわけで。思わず時計を観たり、もうそんな理屈はどうでもいいからさっさと決着してくれと思ったり、もっと観たいと思ったり。それはもう劇中の人物さながらにどぎまぎし、己の内なる限界(すなわち膀胱)との闘いを繰り広げ、立ったら漏れると思いながら、物語を見届けた。エンディングまで。
そして私はトイレに硬直した表情で飛び込み、便器との対話をした。高圧力で吹き出す小便によって。ちゃんと一歩前に出て。
「映画を観る前は気をつけよう」心から思った。
#変革#